バナナが砂糖の代わりになる、その理由をやさしく解説
砂糖を使わなくても甘いパンケーキが作れる。その秘密は、バナナの熟成にある。
バナナは追熟するにつれて、でんぷんが果糖やブドウ糖に変化していく。皮に黒い斑点、いわゆるシュガースポットが出てきた頃がいちばん甘く、スイーツ作りには最高のタイミング。砂糖を一切加えなくても、しっかりとした甘さとコクが出るの。
バナナに含まれる栄養素
バナナはエネルギーになりやすい果糖とブドウ糖を含んでいて、朝食や運動後の補食として昔から親しまれてきた果物。糖質が高めではあるけれど、食物繊維も一緒に含まれているため、糖の吸収がある程度ゆるやかになるとされている。
カリウムが豊富なのも特徴のひとつ。余分なナトリウムを体外に排出するのを助ける働きがあるとされていて、むくみが気になる方に積極的に摂ってほしいミネラルね。
ビタミンB6も比較的多く含まれている。たんぱく質の代謝をサポートする栄養素で、体の中でアミノ酸をうまく使うために働く。気持ちの安定に関わるセロトニンの合成にも関係しているとされていて、なんとなく気分が落ち込みやすい時期に意識して摂りたいビタミンのひとつ。
マグネシウムも含まれていて、筋肉の働きや神経の伝達をサポートする役割があるとも言われている。スポーツ後の疲労回復が気になる方にもおすすめできる果物よ。
卵がつなぎになる理由
このレシピに卵を使うのは、膨らみとまとまりを出すため。卵のたんぱく質が加熱によって固まり、バナナの水分量が多くても生地を崩れにくくしてくれる。砂糖も小麦粉もないのに、ちゃんとパンケーキの形になるのはこの卵のおかげ。
卵にはビタミンDやビタミンB12、良質なたんぱく質も含まれていて、栄養面からも朝食に取り入れやすい食材。バナナと卵の組み合わせは、味だけじゃなく栄養バランスの面でも相性がいいの。
材料(2人分・約6枚)
- 熟したバナナ 2本
- 卵 2個
- ベーキングパウダー 小さじ1/2
作り方
下準備 バナナは皮をむいてボウルに入れ、フォークでしっかりつぶしておく。なめらかになればなるほど、仕上がりの食感がよくなるから丁寧に。
1. 生地を作る つぶしたバナナに卵を加えてよく混ぜ、ベーキングパウダーを加えてさらに混ぜる。生地はかなりゆるめで、普通のパンケーキ生地より液体に近い感じ。これで合っているから安心して。
2. 焼く フライパンを中火で温めて、薄くサラダ油を引く。生地を1/6量ずつ流し入れ、弱火にして表面がぷつぷつしてきたら裏返す。片面1〜2分が目安。焦げやすいから火加減はこまめに調整して。
3. 仕上げ お皿に重ねてお好みのトッピングをのせれば完成。
こうしたら失敗した…注意点
熟していないバナナで作ったら、甘さがほぼゼロのパンケーキになってしまった…。食べられないわけじゃないけれど、なんとも物足りない仕上がりで、トッピングでごまかすはめに。バナナの熟度がそのまま味に直結するから、シュガースポットが出るまで待つのは絶対に省けないポイントね。
火加減を強くしすぎて、外は焦げているのに中が生、という状態にもなったことがある。バナナの水分が多い生地は火の通りが遅めだから、弱火でじっくりが正解。急いで強火にするのは禁物よ。
あと、フライパンに油を引きすぎて、揚げ焼きみたいになってしまったことも(笑)。薄くなじませる程度で十分。キッチンペーパーで余分な油を拭き取ってから焼くくらいがちょうどいい。
生地をたっぷり流しすぎて、裏返す時にぐちゃっと崩れたことも一度や二度じゃない。この生地はつながりが弱いから、小さめに焼くほど成功率が上がる。直径8〜10cmくらいを目安にすると扱いやすいわ。
トッピングアレンジ
砂糖不使用のベリーソースや、記事3で紹介したりんごジャムをのせると一気に華やかになる。ギリシャヨーグルトとはちみつの組み合わせもよく合うし、シナモンをふりかけるだけでも十分おいしい。
保存方法
焼いたパンケーキはラップに包んで冷蔵で2日、冷凍で2週間ほど保存できる。冷凍する場合は1枚ずつラップで包んでから保存袋に入れて。食べる時はトースターで温めると、焼きたてに近い食感が戻ってくるわ。

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