抹茶と体の関係、知っておくと毎日のおやつが変わる話
抹茶スイーツって、和のフレーバーの中でも特別な存在よね。あの鮮やかな緑色と、ほろ苦さと甘さが混ざり合う複雑な風味は、他の素材では絶対に出せないもの。砂糖不使用でもしっかりとした甘さを引き出せるのは、抹茶の風味が甘味料の甘さを引き立てる役割を果たしてくれるからなの。
抹茶の苦みは甘さを際立たせるコントラストになる。砂糖をたっぷり使わなくても、抹茶の風味があることで満足感のある甘さに感じられるのは、この対比効果によるものよ。
抹茶に含まれる栄養素をやさしく解説
抹茶は緑茶の葉をそのまま粉末にしたもので、お茶として飲む場合と違って葉の栄養素をまるごと摂取できる。これが抹茶が注目される大きな理由のひとつ。
カテキンは抹茶に豊富に含まれるポリフェノールの一種。強い抗酸化作用があるとされていて、体の酸化ストレスをやわらげる可能性が研究されているの。緑茶として飲むより、葉をそのまま摂取する抹茶の方がカテキンを効率よく摂れるとも言われているわ。
テアニンも抹茶ならではの成分のひとつ。アミノ酸の一種で、リラックス効果があるとされていて、カフェインの覚醒作用をやわらげる働きがあると言われているの。コーヒーを飲んだ時のようなどきどきした感覚が少なく、穏やかに気持ちが落ち着くような感覚が生まれるのはテアニンの影響かもしれないわ。
クロロフィルはあの美しい緑色の正体。植物の葉緑素で、抗酸化作用があるとされているほか、消臭効果があるとも言われているの。抹茶スイーツを食べた後に口の中がすっきりするような感覚があるのは、このクロロフィルの働きによるものかもしれないわ。
ビタミンK、ビタミンC、鉄、食物繊維も含まれていて、お茶として飲む場合よりもはるかに多くの栄養素を摂取できる。毎日の小さなおやつの中に抹茶を取り入れることで、こういった栄養素をコンスタントに摂れるのはうれしいことよね。
豆乳と牛乳、どちらが抹茶プリンに向いている?
このレシピは牛乳版と豆乳版、どちらでも作れる。味の仕上がりには少し違いが出るから、好みに合わせて選んでほしい。
牛乳で作ると、乳脂肪のコクが抹茶のほろ苦さを包んでまろやかな口当たりになる。乳製品の甘い香りが抹茶と組み合わさって、カフェのスイーツのような雰囲気が出るの。
豆乳で作ると、よりすっきりとした仕上がりになる。大豆の風味が抹茶とぶつかるかと思いきや、意外と相性がいいのよ。乳アレルギーがある方や乳製品を控えている方にも対応できるのがうれしいポイントね。
カロリーと糖質の観点では豆乳の方が低めになりやすいけれど、味のリッチさは牛乳が勝る。どちらを選ぶかは体の状態や好みで決めてほしいわ。
アガーと抹茶の相性について
このレシピにはアガーを使う。ゼラチンより透明感が高く、抹茶の鮮やかな緑色を美しく映えさせてくれるのがアガーを選ぶ理由のひとつ。パンナコッタでも触れたけれど、アガーは常温でも形が崩れにくいから、夏場のテーブルに出しても安心なの。
抹茶パウダーはアガーと同様にダマになりやすい素材だから、事前にしっかり溶いてから液体に加えることが大切よ。この一手間が、なめらかな仕上がりを左右するわ。
ラカントが抹茶の苦みと合わさる時の化学
エリスリトールより、このレシピではラカントSの方がおすすめ。ラカントに含まれる羅漢果エキスのほのかなコクが、抹茶の複雑な風味とよく馴染むの。エリスリトール単体だとすっきりしすぎて、抹茶の風味を引き立てるには少し物足りないことがある。ラカントの方が抹茶との組み合わせで深みが出るわ。
材料(グラス4個分)
- 牛乳または豆乳 300ml
- 生クリームまたは豆乳ホイップ 100ml
- 抹茶パウダー 大さじ1と1/2
- ラカントS 40g
- アガー 4g
- バニラエッセンス 少々
- 塩 ひとつまみ
仕上げ用
- 生クリーム 適量
- 抹茶パウダー 少々
作り方
下準備 抹茶パウダーとラカントSをボウルに合わせ、少量の牛乳(分量外・大さじ2程度)を加えてよくペースト状に溶いておく。抹茶はダマになりやすいから、この工程で完全になめらかにしておくことが仕上がりを決めるわ。アガーは小さじ1の水で溶いておく。
1. 液体を温める 鍋に残りの牛乳と生クリームを入れて中火で温める。沸騰直前になったら火を弱める。
2. 抹茶ペーストを加える 溶いておいた抹茶ペーストを温めた液体に加え、泡立て器でよく混ぜ合わせる。全体がきれいな緑色になるまでしっかり混ぜて。
3. アガーを加えて沸騰させる 溶いておいたアガーを加えてよく混ぜながら一度しっかり沸騰させる。アガーは必ず沸騰させて溶かすこと。沸騰したらすぐ火を止めてバニラエッセンスと塩を加えてひと混ぜ。
4. グラスに注いで冷やす グラスや型に均等に注ぎ入れる。アガーは温度が下がると急に固まり始めるから、注ぎ入れる作業は手早く。粗熱が取れたら冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。
5. 仕上げ 固まったプリンの上に、軽く泡立てた生クリームをのせて抹茶パウダーをふりかければ完成よ。
失敗談
抹茶パウダーをペーストにせずそのまま熱い液体に加えたら、だまだまの緑色の塊があちこちに浮かんだプリンになってしまったことがある。抹茶は絶対に先に少量の液体でペースト状に溶いてから加えること。あの時の見た目のひどさといったら…もう二度と同じ失敗はしたくないわ。
アガーを沸騰させずに使ってしまって、何時間冷やしても固まらない液体のままのプリンになってしまったことがある(泣)。アガーは必ず沸騰させて溶かすのが鉄則。ゼラチンと混同してしまうと必ず失敗するわ。
抹茶パウダーの量を減らしすぎて、色が薄くて風味もほぼない水色のプリンになってしまったことがある。抹茶は存在感のある素材だから、少し多いかなと思うくらいの量がちょうどいい。大さじ1と1/2は最低ラインと考えてほしいわ。
逆に多すぎると非常に苦いプリンになってしまったことも。抹茶パウダーの種類によって苦みの強さが違うから、初めて使うパウダーの場合は少なめから始めて調整するのが安全ね。
グラスに注ぎ入れる作業をのんびりやっていたら、途中から生地が固まり始めて半分のグラスはつるっとしたプリン、残り半分は表面がもこもこになってしまったことがある(笑)。アガーは固まるスピードが速いから、注ぎ入れる作業は全部のグラスに一気に分けるイメージで手早くやることが大切よ。
食べ方アレンジ
シンプルに生クリームと抹茶パウダーで仕上げる基本版以外に、キャラメルソースを少量たらすと抹茶の苦みとキャラメルの香ばしさが絶妙に合うわ。あずきを煮たものをのせると本格和スイーツの雰囲気になるし、フリーズドライいちごをトッピングするとカラフルで映える仕上がりになるの。
保存方法
グラスにラップをぴったりかけて冷蔵で3日ほど保存できる。抹茶は時間が経つと酸化して色が変わりやすいから、作ったらなるべく早めに食べるのがおすすめ。仕上げの生クリームは食べる直前にのせること。冷凍保存は食感が損なわれるから向いていないわ。来客前日に作っておいて、当日に生クリームをのせるだけで特別なデザートとして出せるの。

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