わらびもちを低糖質にするその仕組み
わらびもちって、日本の夏を代表するお菓子のひとつよね。あのぷるんとした食感と、きな粉の香ばしさが合わさった瞬間のしあわせといったら…。市販のわらびもちはでんぷんがたっぷりで糖質が高めだけど、使う粉を変えるだけで低糖質版が作れるの。
従来のわらびもちは本わらび粉や片栗粉を使って作るけれど、このレシピではこんにゃく粉またはオオバコ粉(サイリウムハスク)を使う。どちらも糖質が極めて低い食物繊維系の素材で、水を加えて加熱するとぷるっとしたゼリー状になる性質を持っているの。見た目も食感もわらびもちにかなり近く、糖質をぐっと抑えながらあの独特の食感を楽しめるわ。
こんにゃく粉の栄養素をやさしく解説
こんにゃく粉の主成分はグルコマンナン。水溶性食物繊維の一種で、水分を吸収すると体積が大きく膨らむ性質がある。腸内でゆっくりと移動しながら腸のぜん動運動を助けて、善玉菌のエサになる働きもあるとされているの。
糖質はほぼゼロ。カロリーも極めて低いから、糖質制限やカロリー制限をしている方に昔から愛されてきた素材よ。こんにゃく製品が低カロリーダイエット食品として定番になっているのはこのグルコマンナンの性質によるものね。
食後の血糖値の上昇をゆるやかにする働きがあるとされていて、糖尿病の予防や管理に関する研究でも注目されている成分のひとつ。わらびもちとして食べながら、腸と血糖値の両方にアプローチできる素材なの。
コレステロールへの影響についても研究が進んでいて、血中コレステロールの調整に関わる可能性が指摘されているわ。食物繊維としての多面的な働きが、こんにゃく粉を健康食品として位置づけている理由よ。
オオバコ粉(サイリウムハスク)の栄養素
オオバコ粉はサイリウムという植物の種の外皮を粉末にしたもの。水溶性食物繊維の含有量がとびきり高く、少量でも強いゲル化力があるの。
グルコマンナンと同様に、水を吸収して膨らむ性質から腸内でのかさ増し効果が期待されている。便秘解消を目的としたサプリメントとしても広く使われている成分よ。
腸内の善玉菌のエサになるプレバイオティクスとしての働きも注目されていて、腸内環境を整える素材として食物繊維の中でも特に研究が進んでいる成分のひとつ。
血糖値の上昇をゆるやかにする働きについてはこんにゃく粉と同様の効果が期待されていて、食後の血糖コントロールが気になる方に積極的に取り入れてほしい素材ね。
糖質はほぼゼロでカロリーも非常に低い。お菓子作りで使う量は少量だから、糖質制限中のレシピに安心して組み込める素材よ。
きな粉の栄養素とわらびもちとの相性
わらびもちにきな粉は欠かせないトッピング。きな粉は大豆を炒って粉末にしたもので、大豆の栄養素をそのまま摂れる素材なの。
たんぱく質が豊富で、大豆イソフラボンも含まれている。
食物繊維、ビタミンB群、カルシウム、マグネシウム、鉄も含まれていて、和のトッピングの中でも特に栄養バランスが整っている。市販のきな粉には砂糖が加えられているものがあるから、砂糖不使用のものを選ぶか、素のきな粉にラカントを少量混ぜて使うのがおすすめよ。
大豆サポニンという成分も含まれていて、抗酸化作用があるとされているの。きな粉の独特の香ばしさはこのサポニンを含む大豆の成分によるもので、風味と栄養を同時に楽しめるわ。
黒蜜代替のラカントシロップについて
わらびもちといえば黒蜜も欠かせないトッピングよね。黒蜜は黒砂糖を溶かして作るシロップだから、糖質制限中には向かない。ラカントゴールドに少量の水と黒ごまペーストを加えて電子レンジで温めると、黒蜜に近いコクのあるシロップが作れるわ。風味は本物の黒蜜に及ばないけれど、十分においしい代替になるの。
材料(2〜3人分)
わらびもち生地
- こんにゃく粉またはオオバコ粉 大さじ2(約15g)
- 水 300ml
- ラカントS 大さじ2
- 塩 ひとつまみ
きな粉トッピング
- きな粉(砂糖不使用) 大さじ3
- ラカントS 大さじ1
- 塩 ひとつまみ
ラカント黒蜜風シロップ(お好みで)
- ラカントゴールド 大さじ3
- 水 大さじ1
- 黒ごまペースト 小さじ1
作り方
きな粉を先に準備する 1. きな粉を混ぜる きな粉、ラカントS、塩をよく混ぜ合わせてバットに広げておく。わらびもちが完成したらすぐにまぶせるよう準備しておくのが大切よ。
わらびもちを作る 2. 材料を鍋で混ぜる 鍋にこんにゃく粉またはオオバコ粉、ラカントS、塩を入れて混ぜ合わせる。水を少しずつ加えながらよく混ぜ、ダマがなくなるまでしっかり溶かす。
3. 加熱する 中火にかけ、木べらで絶えず混ぜながら加熱する。全体がぷるっとしてひとまとまりになってきたら弱火に落として、さらに2〜3分練り続ける。透明感が出てもちもちとしてきたら火を止めて。
4. 成形する バットに薄く水を張り、熱い生地をスプーンで一口大ずつ落としていく。生地はとても熱いから火傷に注意して。冷水に落とす方法でも作れるわ。粗熱が取れたら冷蔵庫で30分冷やす。
5. きな粉をまぶす 冷えたわらびもちをバットに取り出し、きな粉をたっぷりまぶす。全体にきな粉がまわったら完成よ。
ラカント黒蜜風シロップを作る場合 6. シロップを作る 小鍋にラカントゴールド、水、黒ごまペーストを入れて弱火で温め、よく混ぜ合わせる。電子レンジで30秒加熱してもOKよ。
失敗談
オオバコ粉を水に一気に加えたら、一瞬でゲル状に固まって塊だらけになってしまったことがある。オオバコ粉は水分に触れると瞬時に膨らむ性質があるから、少しずつ加えながらその都度よく混ぜることが絶対条件よ。はぁ…あの固まった塊をほぐすのにどれだけ時間がかかったか。
加熱中に混ぜる手を止めてしまって、鍋底が焦げてしまったことがある。こんにゃく粉もオオバコ粉も、加熱中は絶えず木べらで混ぜ続けること。少しでも止めるとすぐ焦げつくから、目を離さないで。
生地が熱いうちにきな粉をまぶそうとしたら、熱でわらびもちがべたべたとくっつき合ってしまった(泣)。冷水に取って完全に冷ましてから、または冷蔵庫でしっかり冷やしてからきな粉をまぶすのが正解ね。
こんにゃく粉の量が多すぎて、ゴムのように弾力が強すぎるわらびもちになってしまったことがある。こんにゃく粉は少量でも十分なゲル化力があるから、分量をきっちり守ること。多めに入れれば食感がよくなると思って増量したら、まるでゴムを食べているようになってしまったの…。
ラカント黒蜜風シロップを作る時にラカントゴールドの量が多くて、冷めた後に固まってしまったことがある。ラカントゴールドは冷えると固まりやすいから、食べる直前に温めてかけるようにするといいわ。
食べ方アレンジ
きな粉とラカント黒蜜風シロップの組み合わせが定番だけど、いちごジャムをかけても意外と合うわ。抹茶パウダーをきな粉に混ぜて抹茶きな粉にすると、抹茶プリンとテイストを揃えた和スイーツプレートが完成するの。あずきを砂糖なしで煮たものと合わせると、本格的な和スイーツの雰囲気になるわ。
保存方法
作ったその日のうちに食べるのがいちばんおいしい。時間が経つと食感が変わりやすいから、きな粉をまぶす前の状態で冷蔵保存して、食べる直前にきな粉をまぶすのがおすすめよ。冷蔵で翌日まで保存できるけれど、こんにゃく粉版は時間が経つと少し水分が出てくることがある。冷凍保存は食感が損なわれるから向いていないわ。食べたい時に少量ずつ作るのがこのお菓子のいちばんの楽しみ方ね。

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