砂糖不使用なのに甘い!エリスリトールで作るしっとりチョコレートケーキ

チョコレートケーキを食べたい。でも砂糖は控えたい。そのジレンマ、ずっと抱えていたりしてませんか?

エリスリトールは天然由来の甘味料で、砂糖とほぼ同じ甘さを持ちながら血糖値をほとんど上げない性質がある。砂糖の代わりに同量置き換えられるのが、お菓子作りでは特にありがたいポイント。ラカントや他の甘味料より癖が少なく、チョコレートとの相性も抜群にいい。

目次

エリスリトールって体にいいの?砂糖と何が違うの?やさしく解説

砂糖をやめたいけど、甘さは諦めたくない。そのわがままに、きちんと応えてくれる甘味料がある。

エリスリトールは、ぶどうや梨などの果物にもともと含まれている天然の糖アルコール。発酵技術を使って作られていて、見た目も使い勝手も砂糖にそっくりなの。でも体の中での動きは、砂糖とは全然違う。

摂取したエリスリトールのほとんどは小腸で吸収されたあと、代謝されずにそのまま尿として排出される。つまりエネルギーとしてほぼ使われないから、カロリーが極めて低い。血糖値を上げるインスリン分泌への影響も非常に小さいとされていて、血糖値が気になる方や糖質を意識している方に注目されている理由はそこにある。

虫歯になりにくい、という点も見逃せないポイント。口の中の細菌がエリスリトールをエサにしにくい性質があるため、砂糖と比べて歯への影響がずっとおだやか。

ただ、食べすぎるとお腹がゆるくなることがある。これは糖アルコール全般に言えること。一度にたくさん摂るよりも、適量をコンスタントに楽しむ方が体にやさしい付き合い方ね。

冷たいものに溶けにくく、冷えると口の中でひんやりとした感触が残ることも。気になる場合はラカントと混ぜて使うと、その感触がかなりやわらぐわ。

砂糖の代わりに同量で置き換えられる使いやすさも、お菓子作りでは大きな魅力。計量の手間が増えないのは、地味だけどうれしいポイント。


カカオ70%以上のチョコレートが体にやさしい理由

チョコレートのカカオ含有量が高いほど、砂糖の割合は下がる。それだけじゃなく、カカオ自体に含まれる成分が注目されているの。

カカオにはポリフェノールの一種、フラバノールが含まれている。抗酸化作用があるとされていて、体の酸化ストレスをやわらげる働きが研究されている。また、マグネシウムや鉄などのミネラルも含まれていて、栄養面でもただの嗜好品とは少し違う顔を持っている。

カカオ70%以上のチョコレートは苦みが強く感じるかもしれないけれど、砂糖不使用の焼き菓子に使うと、甘味料の甘さと絶妙にバランスが取れる。むしろ砂糖たっぷりのチョコより、カカオの深いコクが際立って本格的な風味になるの。


材料(18cmホール1台分)

  • 薄力粉 80g
  • カカオパウダー 30g
  • エリスリトール 100g
  • 卵 3個
  • 無塩バター 80g
  • 製菓用チョコレート(カカオ70%以上) 80g
  • ベーキングパウダー 小さじ1
  • 塩 ひとつまみ

作り方

下準備 バターとチョコレートは湯煎でとかしておく。オーブンは170℃に予熱。型にバターを薄く塗ってから薄力粉をはたき、余分な粉を落としておく。

1. チョコとバターを混ぜる 湯煎でとろ〜りとなったチョコレートとバターをボウルに合わせ、エリスリトールを加えてよく混ぜる。エリスリトールは溶けにくいので、この工程でしっかり混ぜ込むのが仕上がりに直結する。

2. 卵を加える 溶いた卵を少しずつ加え、そのたびにしっかり乳化させながら混ぜる。一気に入れると分離しやすいから、3回に分けて。

3. 粉類をふるい入れる 薄力粉、カカオパウダー、ベーキングパウダー、塩を合わせてふるい、2のボウルに加える。ゴムベラでさっくりと混ぜ、粉気がなくなればOK。混ぜすぎはNG。

4. 焼く 型に流し入れ、170℃のオーブンで35〜40分焼く。竹串を刺してきれいに抜ければ完成。焼きたてはほろほろと崩れやすいので、型のまま冷ましてから切ること。


仕上がりのポイント

冷蔵庫で一晩おくと、しっとり感がぐっと増す。翌日のほうが断然おいしい、というのがこのケーキの特徴でもある。

エリスリトールは冷えると再結晶化して、口の中でひんやりとした感触が残ることがある。気になる場合はラカントSと半量ずつ混ぜて使うと、その感触がやわらぐ。

カカオ70%以上のチョコレートを使うのは、砂糖が少ない分、カカオの風味でコクを補うため。ここをケチるとびっくりするくらい物足りなくなるので、素材だけは妥協しないで。


保存方法

ラップに包んで冷蔵で3日、冷凍なら2週間ほど保存できる。冷凍する場合は一切れずつ個包装にしておくと、食べたい分だけ取り出せて便利。

こうしたら失敗した…失敗談

エリスリトールを一気に入れて混ぜたら、ざらざらした食感のケーキになってしまったことがある。砂糖と違ってエリスリトールは溶けにくいから、チョコとバターを湯煎で合わせた工程でしっかり混ぜ込まないと、最後まで粒が残ってしまうの。焼き上がってから気づいても、もう手遅れ…。分けて加えてじっくり混ぜる、それだけで全然違う仕上がりになるわ。

オーブンの温度が高すぎて、表面だけ固くなって中がどろどろのまま出てきたことも。竹串で確認する前に「そろそろかな」と取り出したのが失敗の原因。このケーキは焼きたてがやわらかいから、しっかり竹串で確認するまで絶対に油断しないで。

冷める前にカットしてしまって、断面がぐちゃぐちゃに崩れたことも一度や二度じゃない(泣)。焼きたてはほろほろと崩れやすいから、型のまま完全に冷ますのは本当に大切なステップ。せっかちは禁物よ。

カカオ70%以下の板チョコで代用したら、甘さが強くなりすぎてエリスリトールの甘さと喧嘩してしまった。カカオ含有量が低いほど砂糖が多く入っているから、砂糖不使用レシピには不向き。ここだけは製菓用のカカオ70%以上を使うことをおすすめするわ。

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この記事を書いた人

マイ パティシエ / ヘルシーフードアドバイザー
「食べたいのに食べられない」をなくすこと。
食事制限がある方や、料理が苦手な方でも“おいしい”をあきらめなくていいように、毎週コツコツと新しいレシピを研究しています。
難しいテクニックよりも、再現性とやさしさを重視したレシピづくりがモットー。
このラボでは、ただ制限するだけでなく、「おいしい!」と笑顔になれる味を大切にしています。
アレルギーがあるお子さんも、ダイエット中の方も、みんなが一緒に楽しめるおやつ時間を増やせたら嬉しいです。

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